リフォームしても不動産売却額は高くなりづらい！もしやるならこんな場合

不動産売却時、リフォームをするかしないかで悩む方も多いですよね。

結論からいうと、リフォームは不要な場合が多いです。

ただ、小規模で費用を抑えたリフォームなら、売却額UPや早く売るために有効な場合もありますので、迷ったら不動産業者に相談をして決めましょう。

このページでは、基本的にはリフォームが不要な理由と、小規模なリフォームなら行った方が良くなる場合について解説します。

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リフォームをしても不動産の売却額が高くなりづらい理由

「もし自分が買主だったらキレイな家の方が良いし、安くてボロの家よりも高くてもキレイな家の方が売れるだろう」

と考えて、安易にリフォームしてしまって、リフォーム代金を回収できずに損してしまう売主も多いようです。

リフォームをしてキレイになったら、当然その分、売却額も高くできると考えたくなりますよね？

しかしそこが落とし穴で、リフォームをしていようがしていまいが、中古物件の売却額は大きく変わらない場合が多いのです。

その理由には、下記のようなものがあります。

• ①査定額は築年数や立地によって決まる部分が大きいため
• ②中古物件購入者にはリノベーション希望の方も多いため

それぞれについて説明します。

①査定額は築年数や立地によって決まる部分が大きいため

不動産売却をする際、まずは不動産業者が査定をして、査定額を提示します。

この時、査定額を決める方法には原価法・取引事例比較法・収益還元法の3つがあり、居住用の不動産を売却する場合は、多くの場合取引事例比較法が使われます。

取引事例比較法は、その不動産業者が過去に売却した不動産の中で、条件が似たものと比べることで査定額を出す方法です。

この時、査定額を決める重要な要素になるのは、外観の内装の新しさより、駅からの距離や築年数です。

そのため、リフォームをして外観や内装がキレイになったとしても、期待したほど査定額UPにつながらないことも多いのです。

せめてリフォームにかかった費用を上乗せした金額で売却できれば良いですが、最悪の場合はそれもできず、リフォーム費用が回収できない可能性もあります。

②中古物件購入者にはリノベーション希望の方も多いため

新築物件を購入する方、中古物件を購入する方、それぞれ理由がありますが、中古物件を購入する理由として、最近上位に挙げられるのが「リノベーション」です。

リノベーションとは、既存の建物を改修して、新築時よりも性能やデザインを向上させることです。リフォームよりも大規模な工事を行い、場合によっては、既存の建物の骨組みだけを残して解体し、新たに建て替えることもあります。

中古住宅の購入費用＋リノベーション費用が、新築住宅の購入費用よりも安く済むなら、中古住宅を購入しようと考える方も増えてきています。

こうした方が買主候補となる場合は、売主がリフォームをしたとしても、結局は購入後に買主がリノベーションすることになる場合もあります。

それなら、買主としても、リフォームは不要だから売り値を安くしてほしいと考えるでしょう。

リフォームをするかどうかは不動産業者に相談してから決めるべき

このように、リフォームをしても不動産の売却額は高くならないことも多いです。

リフォームにかかる費用を無駄にしないためにも、先に不動産業者に相談してから決めましょう。

リフォームをした方が不動産売却額が高くなる場合

ただ、リフォームした方が不動産売却額が高くなる場合もあります。

それは下記のような場合です。

• ①内覧時の印象が良くなるように部分的にリフォームする場合
• ②リフォーム物件を希望している買主がいる場合

それぞれについて説明します。

①内覧時の印象が良くなるように部分的にリフォームする場合

内覧で良い印象を与えられるかどうかは、不動産売却の成功に直結します。

掃除をしたり、余計な物を置かないようにすることでも買主に良い印象を持ってもらうことができますが、壁紙が剥がれていたり床がキズだらけだと、掃除だけでは対処できません。

そうした場合には、気になる部分の床だけ、壁紙だけを修繕するなど、小規模なリフォームを行うことで、費用を抑えながら売り値を上げたり、早く売れるようになります。

②リフォーム済み物件を希望している買主がいる場合

仲介を依頼する不動産業者に、すでに問い合わせ中の購入希望者がいる場合があります。

その方が希望する立地と、売主の不動産の立地がマッチしていれば、購入してもらえる可能性が高いですよね。

しかし、その購入希望者が、自分でリフォームやリノベーションをせずに住める物件を探している場合、リフォームせずに売り出している物件は敬遠されてしまうかもしれません。

①、②のどちらにしても、担当者に物件を見てもらったり、購入希望者がいるのかどうかを確認してからリフォームしても遅くありません。

まずは不動産業者に相談してから、必要であればリフォームを行いましょう。

安価で買主からの印象を改善できるハウスクリーニングはオススメ

リフォームまではしなくても、内覧で買主に良い印象を持ってもらえるように、キレイに掃除をしておく必要はあります。

特にキッチンやトイレ、お風呂場などの水廻りは入念にチェックする買主が多いので、キレイにしておきたいところです。

ただ、水廻りは汚れがたまりやすいですし、数年～数十年の汚れが蓄積していると、自分で掃除するのには限界があります。

そこでプロが掃除してくれる「ハウスクリーニング」を使うという手がありますが、相場だと1ヶ所につき1万円～2万円程度の費用がかかってしまいます。

なるべく費用を抑えたい場合は、ちょっと痛い出費ですよね。

そこでオススメなのが、さくらメンテナンス工房の3,000円ハウスクリーニングです。

名前の通り、プロのハウスクリーニングが1ヶ所だけ3,000円で受けられるサービスです。

残念ながら全国に対応しているわけではないのですが、対応エリアの方にとってはかなり使えるサービスになっています。

詳しくは下記の記事で解説していますのでご覧ください。